桜咲吹雪

 江蓮「俺たちの物語を読みにきてくださっている皆さま、いつもありがとうございます!  メリークリスマスぅ! 今日はチキンがおいしい日ですね、えへへ。  あ、犬彦さんからもご挨拶お願いします」  犬彦「ああ、いつもありがとう」  江蓮「もー! せっかくのクリスマスなんですから、もっと愉快なカンジでお願いします! 俺、さっそくケンタッキーでバケツのやつ買ってきたんですよ、食べましょう、ほら(ガサガサ)」  犬彦「…バケツ?(なんだそれは) そうだな…クリスマスといえば、日本で一番ニワトリが消費される日だ。もっともニワトリが屠殺される日とも言えるだろう」  江蓮「え…ちょ、犬彦さん何言ってるんですか…?(ドン引き)」  犬彦「? …ああ、すまなかった、今のは俺の言い間違いだな。  出荷日のことを考えれば、実際にニワトリが屠殺されるピークはおそらく20ー23日あたりなんだろう。まあ、本来クリスマスには七面鳥を食うものなんだが…」  江蓮「そういうことじゃなくて! 愉快な話をしてくださいって言ったのに…チキンを食べようとしているときにダークな話題をぶっこんでこないでくださいよ」  犬彦「そうか…(しょんぼり)」  江蓮「ハッ!(やばい! めずらしく犬彦さんがしょんぼりしてるっ! 今の話、犬彦さん的には愉快な話題だったんだ、まずい、なんかフォローしなくちゃ)ええっとぉー…じゃあなんか別の、みんながおどろくような話とかありませんか? ね? そっちのほうが、みんな喜んでくれるかも…あ、俺チキン食べよーっと(もぐもぐ)」  つづく
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