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君は一番にはならない
kくろおる
2018/1/6 9:12
過去にとらわれてはいけない。 マスターの言葉が、この物語の主題と捉えて読ませて頂きました。 お気に入りの店がなくなってしまう。これは物語のきっかけであって、奥にはもっと普遍的な、テーマが隠されています。はじめは隠れている主題が、読み進めるうちに少しずつ顕になっていく構成は、とても気持ちがいいです。 好きになったものを失う恐怖は心に傷を残します。が故に、好きになったから失ったんだと思ってしまう主人公の心のは、我々が常日頃に感じた事のある『怖くて一歩先に進めない気持ち』と同であって、人の弱い部分です。 それを克服してこそ、人は成長していくのでしょう。 それを分かっているマスターは、傷を負った魚の傷を治癒してリリースするかの様に、客の言葉をすべてを受け止めて、癒やし、また厳しい社会に帰してくれます。 そんな優しい心温まるお話です。
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深山琴子
2018/1/6 11:36
くろおるさん、こんにちは(^-^) 小説をお読みいただき、またレビューまでしていただきありがとうございました!とてもうれしいです。 主題、、、その通りでした。「お気に入りのあの店」では二つお話を考えましたが、そのうちのひとつでは「具体的なメッセージを!」を目標にしていたので、汲み取っていただけて本当にうれしいです。マスターが饒舌に話してくれたので丸わかりでしたが(^-^;) そうですね。公式の選評では分かりやすく『ほのぼのとした恋愛小説』と書いていただきましたが、くろおるさんの仰る、『怖くて一歩先に進めない気持ち』を克服し成長することがメインでした。特に後半のレビューなど、私以上に考えてく
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