沢市さとみ

デブスで人望のない女子が虐げられ、生まれ変わる。という辛い思春期の定番ともいえる題材を、よりシビアに深いところまで追求した歪な青春物語。 体型や見た目が変われば今までの人生をなかったことにできるわけではない。幸せが訪れるということもない。過去はずっと抱きしめて生きていかなかればならないもので、尾をひく劣等感の糸がやがて最も信頼する幼馴染みまで巻き込んでいく過程が辛辣で良かった。 最後はどうなることかと思ったけど、歪ながらに、彼らなりの蝶になれそうな希望のあるラストで良かったです。

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