素晴らしい作品です。  涙を誘い、深く考えさせられ、物語の隅々まで堪能している自分がいました。  犬型と猫型、まずはこの発想が面白いですね。桃の言いたい事は分かります。特に主人公の目線なのでそう思ってしまいますよね。そこからの、チャッピーとナナの話には涙腺崩壊。そうだよね、うんうん、と何度も頷きながら目頭を熱くしました。 そして、物語の中で特に好きな言葉がこれです。 『愛する人を見つけられるタイプ』 とても素敵だと思います。私から見ても、猫型も犬型も温かくて素直で、とても優しさに溢れていると感じます。 愛する人を見つけられるタイプという発想が、もう凄すぎて脱帽。心の葛藤が見える前半から中盤にかけての切なさもあり、余計に感動してしまいました。 さらに、世間ではあまり気にする事の無い深い部分も、作品のレベルの高さが伺えます。保健所で……私でも簡単にそう思ってしまいそうです。でも、実際に行ったら? 同じ事を思ってしまうでしょう。どうしようもない想いを抱えながら…… それにペットショップだってそうですよね。幸せになるかどうかなんて分からない。とても考えさせられました。 相変わらずのレベルの高い作品を楽しませて頂きました。 ちなみに、私は犬型かな?
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