狭山直人

皆様、こんばんは。狭山直人でございます。 いつも私のつたない作品をお読み頂き、誠にありがとうございます。本当に、本当に感謝しております。 そんな中、「化け物の消息」を読んで頂いている方へ、お知らせがございます。 「化け物の消息」は昨日より新たな章をスタートさせて頂きましたが、これを機に、ジャンルをこれまでの【歴史・時代小説】から【現代ファンタジー】に変更致しました。 ご存知のようにこの作品は、様々な時代の人々と化け物のかかわり合いを描いた連作短編です。開始当初は現代だけでなく、江戸時代や戦国時代、はたまた卑弥呼の時代等を描き、【歴史・時代小説】の体裁を何とか保っておりました。 しかるに昨今、描くのは昭和や平成ばかり。先日完結した前章に至っては、未来の話でした。これは歴史の勉強を怠り、描きやすい現代の物語に逃げてばかりいる作者の怠慢以外の何物でもありません。これを【歴史・時代小説】と名乗る事は、尊敬して止まない大切な読者の皆様を騙す、詐欺行為に当たるとの考えに至り、慣れ親しんだ【歴史・時代小説】からの撤退を決意した次第でございます。 では、どのジャンルにするか…。以前、本作が新作紹介に掲載された時、編集部の方に「秀逸なホラー」と称して頂きました。しかし、生意気を言わせて頂けると、作者はホラーを描いているつもりは、まったくありません。よって、ホラーにはしたくない…。 思い悩んだ結果、前述しましたように、今回新設された「現代に近しい世界で架空の生き物が登場する作品」という定義の【現代ファンタジー】に引っ越しをさせて頂きました。「ファンタジー」というと、私の中では、何かキラキラと光輝く世界を想像してしまい、ドロドロとした本作とはまったく違う気もしますが(笑)。 という訳で、今後は【現代ファンタジー】の「化け物の消息」となります。しかし、作風に何ら変わりはありません。読者の皆様におかれましては、これまで通りご指導ご鞭撻、またご贔屓のほど、よろしくお願い申し上げます。以上、長々と失礼致しました。
8件

この投稿に対するコメントはありません