(応援)ご無沙汰しております! この度、エブリスタの企画イベント『みんなで作るおすすめ作品特集』で、 よりたくさんの皆様にこの作品をお読み頂きたいと思いまして、再レビューさせて頂きました! この度は妄想コンテストおめでとうございます! 様々な余韻が残る、大変優れた作品ですね! 母親からの嫉妬。 クラスメイトから嫉妬。 変わってしまったお祖母ちゃん。 小さな体にたくさんの悩みや痛みを抱え込んだ主人公に大変共感を覚え、思わず声援を送っていました。 確かに介護は辛く厳しいものですよね。 私の今は亡き祖母も晩年は、ほとんど寝たきりになり、母と定年後の父が代わる代わる、二十四時間体制で面倒を見ていた事を思い出しました。(私は、仕事が有ったので夜だけしか観てあげることができませんでしたが) 介護する側は、あまりの心労に刺々しくなってしまい、介護される側も、自分に情けなさを感じ、やはり刺々しくなってしまう…。 幸い、私の家ではそんな事は有りませんでしたが、この作品をご拝読させて頂き、大変身につまされました。 この作品の優れた所は、介護者のいる家庭のみならず、主人公が通う学校の日常も多面的に描く事で物語に深みが生れ、様々な人間ドラマを盛り込んでいる点です。 母からの嫉妬に悩む主人公を励ます幼馴染み。 しかし、その事がまた主人公が他のクラスメイトから嫉妬される事になる…。 まさに負の連鎖です。 しかし、その連鎖から主人公を救いだしてくれたのが、 仲よしのクラスメイトであり幼馴染みの男の子だった訳ですね! 実はこの作品。 様々な嫉妬を描く一方で、さりげなく様々な愛情をも描いています。 家族愛、友情、男女の恋愛。 このページ数でこれほどの様々な人間ドラマを描く所に、作者様の上手さと技量の深さを感じます。 そして! エピローグも、大変見事です! この着地のしかたは、想像できませんでしたねぇ。 早苗さんは、最後に心の成長を遂げた訳ですね! 大変大変優れた作品です! ご拝読させて頂き、本当に本当にありがとうございました!!
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