鹿茸

 最後まで読ませていただいたので、レビューを書かせてもらいます。  記憶を失い、新天地で別の生活を送る川島恭介と、付き纏う過去の自分という存在との板挟みの中で、どのような答えを出し、それがどのように周囲の人間に影響を与えるのか、がこの物語の最大の魅力だと考えています。  記憶が戻る事を健気に望み続けた望月の思い、川島恭介という居場所を失いたくない椎名の思い、一人一人のキャラクターの切ない感情が読んでてとても心にきました。  雰囲気も全体的に明るく、文章もテンポが良くて読み易いので、読んでてとても癒されます。  総括としては、甘酸っぱい青春のひと時を思い出す素晴らしい作品でした。これからも定期的に読みに来ますね。
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コメントありがとうごさいます! 完結してからのコメントは初めてだったので、コメントがついたと知らせが来たときはドキドキでした(笑) ですが、予想よりも高評価だったので嬉しかったです。 この作品はラストを最初に決めてから書いていったのですが、そのラストに持っていこうと途中だらだらとしそうになったので、最後の方は少し急ぎすぎた感じはあります。 ですがまずは一作、完成できたのでよかったかなと思っています。 それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。 今後とも、よろしくお願いします!
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