赤羽道夫

脱稿、お疲れ様でした。 全文、読ませていただきました。 作家と編集者との力関係にまきこまれていく主人公・絢香に待っていた意外な結末は──。 周囲に翻弄され、心と体のアンバランスに戸惑う絢香の内面が生々しく描かれ、読者を引き込んでいきます。 それだけにラストは衝撃的です。絢香の目にそれがどう写っていたのか、笑うシーンが恐ろしかったです。 今回も、黒ヒダさんの筆の冴を見せてもらいました。ページをじっくり読んでいくよりも、文章を読ませる推進力に優れています。 商業誌デビューも、「運」が向いてくれば、というところなのでしょう。 運を引き寄せたいですね。
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