お粥

不倫って聞くだけで、もうドロドロした世界を十分想像するんですけど、 想像の上をいくドロドロを堪能させて頂きました。 大きな賞を獲ったものの、以降は泣かず飛ばずの一発屋小説家、暁流星。その妻の譲。そして暁の浮気相手の珊瑚。 それぞれの視点で書かれるそれぞれの物語が、心に重く絡みつき、特に珊瑚の生い立ちには、その後の彼女の生き様まで変えてしまう身勝手な男の存在と、それでもそんな男への想いが断ち切れない心の制御不能さにジクジクと締め付けられました。 譲の流星に対する愛も、うっすら狂気を感じます。 絶望的な三人が顔をあわせ、起きるべくして最悪の結末を迎えますが、果たして生き残ったのはどちらでしょうか? 生き残った彼女が選んだ道は、彼女を幸せにしてくれるでしょうか? そもそも彼女は幸せになりたかったのでしょうか? 読後の余韻でまだこの物語から抜け出せません。
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お粥さん、あまりに素敵なレビューに涙が出そうです( ;∀;) カンドー エブリスタジオのテーマである不倫×純愛。 この純愛が自分にとっては難しく... ひたむきな愛情、を自分なりに突き詰めたらこんな内容になってしまいました。笑 とりあえず締切までのアップを目指していただけに、気に入らない箇所ばかりが目についておりまして、そんな中、こんな素敵なレビューをいただいてしまい、嬉しさと恐れ多さでガクブルです(.;゚;:益:;゚;.) 気が向いた時に修正作業をしています。 時折更新通知が出てしまいますが、ご容赦いただけると幸いです(ラストは変わりません!) 素敵なレビューをありがとうございます
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