珠久千那

世の中の誰が死んだとしても、時は止まることなく淡々と流れていく。 自分の大切な人が亡くなりその人の時間が止まった時にこそ、人は時の流れの速さを知るのでしょう。 死んだ兄の年を追い越してしまった主人公と、好きだった彼を忘れられない染谷さん。 二人は長い時が巡っても彼のことを忘れられず、時の呪縛に囚われていたように見えました。 十二年後に辿り着いた尚久が欲しかったものの答え。この答えが二人の心の時間も動かしてくれることを願います。 とても丁寧な描写で、読んでいると目の前に情景が広がってきました。 切ないだけのお話ではなく、心に沁みてくるものがある。そんな作品です。 素敵な作品をありがとうございます。
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珠久さま 改めまして、素敵なレビューをお寄せくださってありがとうございます! うわあ、何てぜいたくなお言葉を……今、ものすごく感激しております♪ こちらこそ、丁寧にお読みくださって本当にありがとうございましたm(__)m
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