なるほどと、何回も納得してしまう凄みのある作品でした。 一番納得したのは、天使と悪魔の境など無いということ。確かに私たちは、先入観で天使と悪魔を分けてしまいます。しかし、それは人間の勝手な判断。自分たちの都合の良いものに決めているとも考えられます。面白いですね。 壮大な物語の中には幾つものメッセージが込められ、その都度に多くを考えさせられます。小説の醍醐味が詰まっていると感じました。愚かな行為を繰り返した人類の末路や、その他の生物の状況など、表現が合いまって浮かび上がりました。 テンポも良く、手軽に面白いSFを楽しめる作品。堪能させて頂きました!

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