あーる

ほわんと天然さんな孝宏と、そんな孝宏を猫可愛がりする海。ふたりの会話はテンボよくほのぼの。世話をやき、やかれるふたりがすごく微笑ましい。 兄とその友人を「オタク」視点でリサーチする妹。そんな兄妹の会話も和んでしまう。何気に兄思いな妹も魅力的。 そして、主人公ふたりのアッチのタフさ!ビールスイッチオンは読者的にとっても嬉しい(笑) ……なのに。 何故か最初からどことなく切ないんです。行間にずっと切なさを感じてしまうんです。根底にあるプライドやら葛藤やら臆病な気持ち、困惑。独占欲に矛盾。依存と執着。それが所々でふと感じられキュッと苦しくなってしまいます。 九年…ふたりが連絡を絶っていた年月。長いですよね… 妹の(半分趣味のネタと興味という名のw)機転で、想いが通じ合い、そこでハッピーエンドとなるかと思いきや…再会と進展までにこれだけの年月を要したということは、それだけの理由があってのこと。 そのわだかまりや迷い、困惑がとけて、ふたりの想いがゆっくり混ざりあい、あったかく形を成していく様子にホロりとなりました。 終盤にされる「切なさ」のタネあかし。もう、泣かずに読むことができませんでした。 海の溺愛も、すんなり自分の想いを認める事、海を信じる事ができない孝宏の気持ちと行動も「だからなんだ。」と強く納得してしまいます。 苦くシュワシュワはじけるビール。とぅるんと とろける甘いプリン。 時間をかけ見つけた唯一無二の白を纏ううつわ。 ふたりの関係を左右し意味付ける重要なアイテムたち。その仕掛けにも存分に酔わせていただきました。 『妹がオタクなんです。』タイトルに騙されてはいけません!(騙してはないか!w) 確かにオタクなのかもしれないけど、妹はお兄ちゃんの一番の応援団。ステキな兄妹(・∀・) そして、このお話はとっても純粋で一途な想いと、迷いつまずきながら育つ恋心がしたためられ、また、気持ちに直結な抗えない男子のストレートな欲求(笑)も濃厚に描かれた、とっても素敵でキュンとするお話でした。 じっくり読み返してよかった!素敵な物語、ありがとうございました!!
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アールさん素敵なレビューありがとうございます!! 妹含め、キャラを魅力的と言って貰えて嬉しい~(*´ω`*) ビールスイッチには思わず声に出して笑っちゃいましたw 今回のキャラたちはかなり癖のある面々ぞろい。 母をも納得のラブカップルなのにド天然の孝宏。そりゃあ、妹も人肌脱ぎたくなっちゃうよね。妹はある意味兄たちに英才教育受けてたようなもんだしね(笑) しかも、性質が悪いのがアルコールで豹変し、一切覚えてないところ。 それも、普段気付いていない海への特別な感情がアルコールスイッチwで暴発した表れなのかも(´艸`*) 海は海で、一途な健気者でもあり、結構したたかだよね。アルコールを利用しちゃう
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たろまろさん お返事ありがとうございます(^-^) そうなんですよねぇ。海さん。 アルコールスイッチ、確信犯ですよね( ´艸`) 高校生の時は覚えてないことにア然としてショックだったのだろうけど、今となっては記憶無くすの完全に利用してますよねww 再会後最初にビール飲んでいたした時、私が「えっ?えっー覚えてないのぉ」って突っ込んだのに、海さんたらしれーっとしてたしw ビール飲むの止めないし、本人に酔うと記憶欠けるって教えないで、両方のシチュ楽しんでますものね(〃▽〃) はい、私も一緒に楽しませていただきましたけれども(笑) お弟子希望君もねぇ。わざわざお部屋に入れなくても良かったのに。これま
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