honolulu

8歳の娘心結ちゃんと急に同居するようになり、手探り五里霧中でカチカチ頭のお父さん嵩久さんの元にやってきた、軽く軽く人の中に入り込める男、水瀬君。水瀬君の言葉や行動がよそよそしい親子2人をとってもアットホームにしていく経過が自然でとても心地よく、2人に水瀬君が絡んでいく姿がマイホームというのが誰にでも大切だと教わりました。 リフォームされるお風呂もエッチな情景を掻き立てられるエッセンスに効果的に使われているのがお見事としか言いようがありません。3人でワイワイ楽しくお風呂に入っていても読者は陰でしっかりと妄想しておりました。最後、ゲイの水瀬君の人たらしのおかげで恋が実りそうな同棲が危機を迎える。それがツンデレの歳上男のツボにハマり堅い嵩久さんの心を嫉妬という文字で一気に溶かしていくのに萌え。心結ちゃんが大人の都合に振り回されて遠くへ行くという展開が辛い、幼い決心に読者は泣きが入ってしまう。そして、1人が2人に2人が3人に、そして又2人になり最後は1人になってしまうか?という流れが最後大団円迎え、読後感の爽やかな気持ちとこの幸せをつかんだ3人とシンクロして、心が本当にホカホカになりました。 ぜひ続編も読みたいし、嵩久さんの作家のお友達のお話も読んでみたいと思います。どんな世界が待ってるのか……楽しみです。
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honolulu様 わ、素敵なレビューを頂いてしまった!読むの早いですね! それほど長い作品ではないのに、いろんな出来事の多いお話ではありますが、伝えたいことを、 ほぼ汲み取って頂きました。ありがとうございます! BL的には二人の心を結んだ娘の存在、子はかすがい、という言葉そのものでした。 続編も期待していただき、ありがとうございます。 こちらは前向きに準備中です!

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