本作の主人公は、生きるために人を殺さなければならない暗殺者(アサシン)です。また、物語の舞台は富める者と貧しい者の差が拡大した大航海時代。必然と作品全体にダークで物悲しい雰囲気が漂っています。 主人公は、生き抜くために、美味しいパンを食べるために、修羅の道へと足を踏み入れようとします。飢え死にしかけていた時にパンを恵んでくれた少女の記憶だけを温かな思い出にして……。 そんな主人公が大きな選択を迫られ、大切なもののために命がけの戦いに挑むのが本作の見どころでしょう。主人公の少女に対する想いがダークな作風の中で可憐な一輪の花として咲き、物悲しい物語ながらも「生きるために必死にならなければ!」という勇気を読者に与えてくれます。 また、一方で主人公と師匠の親子関係にも似た絆も大きな見どころです。終盤の師匠との対話はかなりうるっときてしまいます。 希望が少ない今の時代だからこそ、この作品で「生きるために、懸命に戦う」ことの大切さを主人公から学びたいものです。
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何度読んでもこのレビューは秀逸です。 新作セレクションに本作が選ばれたのも、このレビューがあってこそではないでしょうか。 優れた書き手は、優れた評者でもあるもの。 心より厚く御礼を申し上げます!
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私も心のこもったレビューを読者さんから頂戴するととても嬉しいので、レビューを書く時には心をこめて書いているつもりです(*^^*) 織田さんに喜んでもらえて、こちらこそ光栄です(n*´ω`*n)
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