詠波-UTAHA-

素敵な詩集に出会えて嬉しい、まずはそのひと言です。 相手の瞳に映る自分と今ここにいる自分は、果たして同じなのだろうか。 相手の瞳に映る自分は、鏡の中の自分と同じで本物とは違うのではないだろうか。 それでも、例え見えるすべてが本物とは違ったとしても、人は人を愛することができる。 鮮やかに描いた夢に、逆に色を奪われ潰されてしまった愛する人を、彼女はどんな思いで見ていたのだろう。 例え見えていた姿がすべてではなくとも、彼女にとっては彼といた日々は色鮮やかだった。 彼の瞳に映る自分を失い、彼女自身の色も奪われてしまった。 切ないという言葉では表現しきれない感情が、きれいな韻に乗って切々と問いかけてくるようでした。 堪能させて頂きました。ありがとうございます。
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こんばんは。 素敵なレビューをありがとうございます! 本当に読みきって頂けたな、という思いでいっぱいです。 私が表現しきれなかったと、悔やんでいた、そんな拙い文章がレビューで生まれ直してきたかのよう。 このイベントでご一緒させていただけたこと、とても嬉しく思います。 本当にありがとうございます! 狸蛹

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