うたうもの

終焉に向かう小舟は波にさらわれた。 いくら漕ごうとも漕ごうとも、この黄昏の歴史の波は、果てなく我々に襲いかかる。 溺れてしまったはずの海の底、 何億もの群衆の愛憎渦巻く世界の底。 それでも人という生き物は、わらにでもすがってわずかな希望を胸に、辿り着けぬはずの終焉に向かうのだろう。
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きゃぁ~!3作目までスミマセン! ありがとうございます☆
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いえいえ、わけわからんレビュー失礼しました(笑)

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