かっぱ寿司

主人公の左遷から始まる物語なんですが、その理由とポジティブな人柄で左遷されてんのに、不思議と誰と出会ってどうなっていくのかとワクワクさせられます。また、総督と出会って徐々に信頼を勝ち得ていくそんな様子が読み取れて、主人公に非常に好感が抱ける作品だなと思います。年上のワケアリ総督が大型犬主人公にほだされてしまったのは、BL的に必然だったかなと思いました。 ただ、この作品は「バディ」ものではないかなと思いました。どちらかというと「主従」ものに近い印象です。気難しい上司に健気につき従う部下に上司がほだされちゃった感じなんですよね。バディって互いに信念があってそれに基づいて行動した結果バッチリ噛み合っちゃったり、2人そろうと問題解決に爆発的な力を発揮したり、「アイツが何を考えてるのかイヤでもわかっちゃう」そんな2人のことを指して言うと思うのです。 このお話は「主人の言う事を信じて忠実にしたがう従僕。主従のラブストーリー」こっちかなって、そう思います。別にそれはそれで全然悪くないですし、ほだされていく様子がこの作品で一番いいなと思ったので私は好きです。けど、なら作者さんが書きたかったバディってなんだったのかな?という疑問は残ります。章を重ねたらこの2人の関係性がかわってくるのかなぁとそんな期待をしております。 残念だなぁと思ったのは、ユリサナ軍侵攻のくだりですね。死地に向かう攻めとそれを送り出す受けって熱い展開じゃないですか。(どうなるんだろう…ペーペーの主人公がどんな指揮をして、いったいどう切り抜けるんだろう…)とハラッとしたところで、もう次のページでの感動の再会の場面なんですね。完全に拍子抜けしてしまったといいますか…。 海戦の様子を書くとなると、知識や地形の描写、軍艦の種類や役割がわからないと書けないと思うので、言葉は悪いんですがそれが難しいから避けたのかな?と感じてしまいした。
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かっぱ寿司さま、拙作へのレビューどうもありがとうございます! お礼が遅くなりまして申し訳ありませんm(__)m 当作品は好感を持って読んでいただけたようで安心いたしました♪ さらには、ご尤もなご意見もいただき、そちらもどうもありがとうございます。 当方としては、「バディ」という言葉に「強い心の絆を持つ二人組」以上の解釈はなかったです。 ただし、主従、上司と部下、主人と騎士、そういったワードが当て嵌まり、かつ、二人の間に絆がある、という当作品であれば、私が解釈する「バディ」の関係性に当て嵌まり、となれば「バディもの」のカテゴリにも入れられるものではないか、と。 そういった考え方は、かっぱ寿司さ
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「バディ」に対して明確な定義を持っているというか、バディって、相棒の事でしょう?で、この2人って相棒なんですか?お互いの事、「相棒」って思ってます?私が読んだ限りでは、キャラクターが相手の事を「バディ」とは認識してないし、どちらかというと「信頼できる主人」「信頼できる部下」。。。そんな風に認識しあっていると感じました。それは、バディものというんでしょうか?主従ものでよくないっすか?と私が言いたいのってそういう事です。作者様のおっしゃりたいことはわかりました。ただ、恋人になる以上「強い絆や信頼で結ばれる」というのは当たり前で、その上で2人がどういう関係性なのかって部分ではないのでしょうか・・・。

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