雪翅

大人になるほど感情ばかりに素直になれなくなるのはどうしてなのか。 桐生君と美月の場合、自分の望みよりも相手の気持ちを優先させたいからで。それ故に行き違ってしまう姿にハラハラさせられて、それでも想い合う姿にはとても魅せられました。二人の真面目な誠実さには好感が持てます。周りに人が寄っていくの、わかります。 物語の最大の見せ場である、美月が桐生君を抱くシーン。読みながら、嬉しいのか、悲しいのか、胸を突き上げてくる感情が何なのか、自分でもよくわからないまま泣いていました。 ただ欲望を満たすみたいな描写はあまり好きではないのですが、この作品ではそういう風な強引さがなくて、むしろ人の肌の温かさとか安心感とかを感じさせられたり、そうやって誰かを癒す力もあるんだなってことに気付かされたりしました。 私は、雛姫様の綴る文章がとても好きです。これはずっと前からで、この作品を読んでいて改めてそう思いました。 てゆか、タイトルや概要でも、とても日本語の選び方が上手なのに、文才が無いだなんてどの口が仰っているのですか。つねっていいですかっ( `ω´)―C 美しい桜のような、とても清らかな恋を味わわせていただきました。 ありがとうございましたっ(o・∀・)ノ
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雪翅さん こ、この作品を読んで下さるとか思わず……。 沢山のペコメとレビューまで有難う御座います! こういう長編を書いたのは初めてで、正直今も覗くのも怖い作品なのですが、恥ずかしいやら有難いやら……そんな気分です。 エブリスタで「体だけの関係」「体から始まる恋」が、流行った時期に書いたと思います。今もそういうのは受け入れられ易いですし、そういうのと違うのが書きたかったんです。動悸が幼いですね(;A´д`) なので、美月が抱くシーンを挙げて下さって、それに対して温かな言葉を頂けて嬉しいです。 私も雪翅さんの文章がとても好きです。 最初の方に読ませて頂いた作品が頭にガンっと響く感じで、こ
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雛姫様、こんばんは(・∀・)ノ 大人の恋ってジャンルになると、やっぱり肌を合わせる部分と繋がることが多いですよね。 私はそういう描写とか行為とかに苦手意識あったんですけど、夜の描写を読みながら泣いたの初めてだったから、自分でもびっくりしました(笑 なんとΣ(・ω・ノ)ノ こ、こちらこそ、文章が好きだと言ってもらえて光栄ですっ。 残酷な白と純粋な黒。まさに私が表現したいものです。 前に好きだと言ってもらえた『凍りついた~』は、私のその特色が一番表せた作品かな、なんて思っていたり。 私にとっては、雛姫様の作品の色は“透明”かなぁ……色を感じないってことじゃなくて、なんかこう、強烈な深紅
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