エブリスタであなたが出会えてよかったと思う作品を、思いつくまま1分以内に10本挙げなさいーーそう問われたら、間違いなく入る作品(※もう一方の『ぜ、ん、ま、い、と、あ、た、し』も言わずもがな)。 家庭に問題を抱え、鬱屈とした日々を過ごす小学生の薫と、男言葉を使う謎めいた美少女JKレオが、ある日偶然出会う。 薫は無遠慮で奔放なレオにふり回されながらも、自分に素直に行動する彼女にまぶしさと友情を感じていく。 『ローファーの癖に。』とは一風変わったタイトルだが、主人公薫の気持ちを象徴的に表しているように思う。 とある目的のために、二人はヒッチハイクでその場所まで行こうと決めるのだが、苦労しつつもあたたかい出会いに支えられ、ついには目的地まで辿り着いてしまう。 しかし、成功したかに見えた二人の(現実からの)逃避行は、目的を果たす寸前で思わぬ展開を迎え……。 小学生とJKが数日間共に行動することで、二度と取り戻すことはできないものの、大切な宝物を胸に、大人への階段を昇り始める。 輝かしい友情とほろ苦さ、そして次へ。 青春ロードノベルの秀作をぜひとも堪能してほしい。ロードムービーを一本鑑賞したような、総やかな気持ちにさせてくれること請け合い。
2件・2件
ことりはねさま☆ この度はお忙しい中、レビューいただきありがとうございます!! 出会えてよかった作品に挙げていただくなんて、感激です(;O;) うっかり外を歩きながらスキップしそうです。 おっしゃる通り、ロードムービーを意識して書いた部分が多くありまして、そこを読み込んでくださってとても嬉しいです。 最後までご拝読いただき、このような素晴らしいお言葉までいただいて、感謝しかありません。 私もことりはねさんの作品、いつも楽しませていただいています。今後ともよろしくお願いいたします(#^.^#)
1件
奈須川 周さん、こんばんは とても素晴らしい作品でした。 要領を得ないレビューで申し訳ありません。 種子島でロケット発射を見届けた瞬間、はなちゃんがレオにチェンジしたシーン、病院を拒否して薫を置いて行ってしまうシーンには心苦しくなりました。 その後大人になっていく薫の描写(レオのことを忘れていることが多くなった)も、やっぱりそうなっちゃうよなぁと共感しきりでした。 『幸福です』も楽しみに拝読します。こちらこそよろしくお願いいたします^^
1件

/1ページ

1件