二瀬幸三郎

二瀬幸三郎です。 拝読させていただきました。 生まれながらにして[魔の力]を授る少年ハルベルティ…… その代償なのか、母を知らず、父からは暴力のみを受け取った少年には[愛情]の受け取り方、伝え方を知るはずもなく、身に着けたのは、[力]の使い方と、それによって[奪う]事のみ…… そんなハルに初めて[敗北]を与えた[好敵手]ディアナム…… 人を恋すること、[愛する]ことを教えた[初恋の少女]エディア…… そして、身を以て少年を導いた[師匠]マクリーン…… それぞれの登場人物が織りなす様々な[運命]、[感情]そして[想い]の交錯が、少年の成長を促し、それはやがては王女を支える魔術師としての[覚悟]となる…… そんな物語を、丁寧な文章で、そして静かに紡ぎ出しております。 派手な展開こそはありませんが、いや、寧ろ、それだからこそ伝わる物語です…… 個人的に好きなシーンはいくつかありますが、その中でも、終盤、ハルがエディアに跪くまでの流れは最高です♪ 素敵な物語をありがとうございます♪ やがて、物語は主役をディアナムにバトンが渡され、別な物語へと受け継がれる……
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