恋月なつ

基本一話完結ということで、空いた時間にゆっくりと読ませていただきました。 忙しくてなかなか長い時間を読書に回せない方にもおすすめです。 作者様の作品は今まで短編作品を主に読ませていただいておりました。 この作品もそうなのですが、作者様の作品はエブリスタではあまり見られない字詰めで書かれています。しかし物語の運びがスムーズだからか読みやすく、読んでいて疲れることがありません。 エブリスタの方はもしかしたら作品を開いた瞬間、見た目で嫌厭されてしまう方もいるかもしれませんが、一度覗いてみてはいかがでしょうか。 そんなプレゼンをしつつ(笑) 作品の感想も書かせていただきますね。 私はこの作品、とても楽しかったです。 読んでいてじんわりと温かくなるといいますか、心のサプリメントを貰っているようなそんな感覚でした。 ジャンルは恋愛ということなのですが、よくある恋愛小説のような主人公達の表立ったイチャイチャなどはありません。 ですが、だからこそ、ラストに近づくにつれ更に見えてくるお互いの感情に胸がきゅっと苦しくなったり、ドキドキ、キュンキュンしました。 私初めてです。被り物している男の人にときめいたのは。 穏やかな時間の過程を踏ませてくれたからこそ、幸せな気持ちにさせてくれる、そんな作品でした。 温かい素敵な作品をありがとうございました。 エピソードごとに載せられているニャー助の挿絵にも毎回癒しを貰っておりました。 書籍とは内容が異なるようなので、お財布と相談しながらそちらも拝読してみたいです。
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