虹崎 倭富

人類と、自我に目覚めた(人格がある)アンドロイドとの在り方を問うているであろう物語。 今まで有った自分たちの価値観だけでは、理解し難い倫理観を突き付けられる。 読む人の価値観に因っては、ヒロインが下した結論に対しても、様々な感じ方が有るだろうと思わされました。 きっと、黒人が奴隷として当たり前に扱われていた頃、それを開放しようという動きがあった時、多くの人が未知の価値観に戸惑い対立した事だろう。(実際にそれが原因で、アメリカでは南北戦争が起こった) そんな、シリアスに物事を考えさせてくれる、スケールの大きなSF作品です。
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レビュー、ありがとうございます。(#^.^#) 最近の社会情勢を見ますと、ダイバーシティーなどといいながら、○○ファーストと誰にも憚らず言ってしまう権力者が増え、権力がどんどん偏狭になっているような気がします。 私たち市民もその流れに乗っていて、差別の対象は人種や民族、宗教、イデオロギー、社会階級にもあると言えるでしょう。そうした『差異』の象徴としてアンドロイドを使いました。 そんな社会状況の中にあって、「自分は自分のもの」=右傾化する社会に流されずに自分の頭で考えて欲しい、というメッセージを込めました。 日本は外国人労働者を増やさなければやっていけない時代になるでしょう。その時、F-CIT
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