二瀬幸三郎

二瀬幸三郎です。 拝読させていただきました。 [神]が少女に与えたのは[寵愛]ではなく、[試練]なのでしょうか…… 主人公シェリルが持つ不思議な[力]、それが例え、[魔導]であったとしても、正しき心で行使すれば、愛する姉の婚姻を祝福することが出来る…… しかし、やはり[人の身には過ぎた力]は、よからぬ存在を呼び寄せてしまうのでしょうか…… 平和な国ラウェリアで執り行われた婚礼…… 妹の不思議な力を垣間見たことで、不安になる姉レイリーと、夫となり彼女を支える若き国王セイファン、そんな兄を支える弟アルフォンスは、シェリルに対してどこか素直になれない、子供のような恋心を抱く…… そんな中、前王の弟ドルアーノの暗躍…… 様々な登場人物の、様々な思惑、心情が歯車のように物語を進行させ、また、それを丁寧な描写による文章により、読み手を物語の中に引き込んでいきます。 そして結末―― 姉の婚礼の際、 (時間を止めてしまう魔法でも使えれば良いのに) と、心の中で呟いた言葉が、あのような形で反映されるとは…… 何でも出来ると思われていた力を以てしても覆らないものが有ることを、シェリルは知ることになる…… この作品は、良い意味で童話、或いは児童文学として成立すると思います。 哀しくも素敵な物語を、ありがとうございます♪
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こんばんは~、レビューありがとうございます! 自由であり自由でない、そんなもどかしさを描いた小説でしたが、楽しんでいただけたようで嬉しいです。 もっと幸福な話も書いてみたいのですが……。 こちらこそ、素敵なレビューありがとうございます^^ スターもとても嬉しいです! ありがとうございます♪
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