井湧敬一

 育児を命題に置きながらも、ネット社会を深く抉った、それでいて爽快なお話でした。  まず、育児話としてですが、多くの子を持つ母親の方々は共感出来ると思いますし、父親の方々には、その苦労が良く分かるんじゃないかなと感じます。  特に、自称イクメンには、ぜひ読んで欲しいですね。  耳が痛いかも(笑)  そして、その本流とは別に、ネットという匿名性の怖さも端的に表されています。  もしかしたら、炎上させているのも、同性かもしれない。  顔を晒さない事で、無慈悲な言葉を投げかける、ネット住人への疑問も投げ掛けられています。  職場での不満もあるあるでした。(笑)  最後はどうなるのかと思いましたが、とっても秀逸な着地点《オチ》でした♪  育児中の人のみならず、老若男女問わず、多くの方に読んで欲しいと思います。  レビューからチェックされる方が、もしこのレビューを読まれましたら、自分には無関係と思わず、読んでみてください。  最後に・・・  完結してしまって、ちょっと寂しいです(笑)    
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