弦巻耀

とても考えさせられ、泣けるお話でした。 主人公の精霊ケノザが、使命を果たさなければ自分が消えると分かっていてその道を選ぶ理由が、単に人間を好きになったからではなく、その人間と自分の過去を重ね合わせずにはいられなかった、という点に、非常に深いものを感じました。ラストの「(高名な画家になった後も)レオナールはケノザといっしょに暮らした部屋に住み続けています」という一文に、彼のケノザに対する想いが凝縮されていて、素晴らしい余韻がありました。素晴らしい物語をありがとうございました。 (先ほど「ネタバレ含む」のチェックを忘れたまま送信してしまったので、改めて投稿し直しました。ゴメンナサイm(_ _;)m
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読後にも思いが続く、とはなんとうれしいお言葉。そのような話に仕上がっていれば、何よりです。 重厚なレビューを、ありがとうございます。
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