インスタ好きで尖りOLな森下菜々とサバイバーでボス充上司、粕谷が繰り広げる、不倫模様。粕谷は一見すべて満たされているように見える。だけど読み進めているうちに粕谷の行動にその気持ちに、ちぐはぐさが現れて、彼の取ってきた行動の真相が明かされたとき、棘にツンと触れたような気がした。 それからいつか、なんて忘れたいと思うこと、それは裏切りなんだろうか。 いつかまたなんて願うことは優しさ、というよりも残酷な枷なんだろうか。 ふたりはこれからも生きていく。 最後の別れの時さえも。 あなたたち二人だけのもの。 その苦しみこそがあなたたちの勝利となる。 続編含み、結末まで読み終えたとき、『here's to you 』がまた聴きたくなって。 サバイバーに祝福を。   ありがとうございます。
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