理貴

 かなり遅くなりましたが、レビューに参りました。  今回のお題「蛍」、昆虫は感情を持たない生き物というイメージが私にはあって、感情を詰め込んでゆく詩を青砥氏がどのように綴っていくのか興味津々でした。  まずは「guilty malty」 精密に計算された言葉、目に飛び込むのは最後の行まで一文字もブレる事なく、まるで定規で引いたように整えられた文章。その中に込められた思いは切なさを抱えながらも未来への希望、光を感じることが出来る。駅の構内のポスターにこの詩が綴られていてもなんら違和感なさそうな、そんな上質な詩。  次は「擬ミック」 あとがきを読んで、過去作品に飛んだ。あぁ、こう繋がるのか、と。腹立たしさと自分だけは誤魔化されないぞ、という真実を探り当てる目。裏設定には腹筋が鍛えられましたが……w  遊び心を持ちながらも、刺激的な作品を生み出すのは流石青砥氏だなと。  「インディゴブルーを飲みほして」 タイトルから、夜明けを揶揄する表現に期待が高まる。青砥氏の詩で、色を使い暗喩する作品が自分にとって好きな作品が多いのが理由であるが。 「インディゴブルーを飲みほして かわりにオレンジを連れてくる」 このフレーズが特に好きで何度も読み返した。  最後を締めくくるのは「light floating」 なぜ一番目に好きな曲じゃないのだろうかと、脊髄反射で生きている私は考えてしまう。こんなだから私は色気が無いと言われるんだろうなとw  この作品からは女性としての柔らかさ、儚さ、美というものが感じられ。青砥氏の女性スキルが高そうだと勝手に想像してみる。実際「Perfect Body」←ケイン風に。 そんな青砥をが生み出す詩、色気が無いわけないよなー、なんて一人ごちたり。  今回も素敵な詩集をありがとうございました。  再びイベントに一緒に参加出来て嬉しかったです! 青砥氏の作品はとても美しい。今回の作品も私は大好きです。
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わあ!!素敵なレビューありがとう( ^-^)_旦~ そしてひとつひとつの詩にまでお言葉をありがとう。 最後までうだうだ悩んでたから理貴にそう言ってもらえてほっとしたよw からのケインにワロタ。 いつもありがとうm(_ _)m
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「Perfect Body!!」← うん、ケインだからねw こちらこそ、いつもありがとう。 やはり例のヤツは秀逸だわーw
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