あーる

キス。理屈っぽくてひとり上手。脳内ではおしゃべりな君島君が甘い感情を知り覚える、キッカケ。 タイプも違うし接点なんてなかった二人が、雨の放課後任された資料移動のお手伝い。 モテモテイケメン君な大倉君にとっては、舞い降りた幸運、チャンスだったのですね。君島君が部屋に入って来た時、もしマスクがなかったら、どんな表情が見られたのかな。と想像してしまいました。(もしかしたらお部屋にいたのは偶然じゃないんじゃない?なんて、勝手な妄想もはじけちゃうww) このお話は、口元の描写が沢山出てきますよね。 マスク然り。あーんと口に放り込まれるストロベリーミント味のタブレット。手のひらで覆われる閉じられない口。 読者としては、どうしても口元に意識が行ってしまう……タイトルの『キス』を予感させる、ちょっと情欲的感覚もくすぐるステキな前振り演出だな、なんて思っちゃいましたw そして、階段での突然のキス。雨音のカーテンが二人だけを包む情景が視覚と共に聴覚でも感じられました。 そんな中、君島君が「キス」に翻弄されながら、「スキ」を意識し出すところなんて、理屈っぼい彼らしくて。駆け引きなんて知らない、気持ちを(欲求)を素直に言葉に出しちゃうところも、すごく可愛いらしかった(*´∀`) 大倉君がマスクをしていたのは、元カノのヤキモチから。カッコイイ彼を他の子からガード、独り占めするため。うん、女子的発想w でも、もうそんな必要はないとせっかく外したのに、君島君が「マスクして」とお願いする理由。それがキス、したくなるから……なんて。あぁもぉ男子って!!ってキュンとしちゃいました(≧∇≦) そして、本当は外見やイメージとは違う部分も持っている二人。 優しくて繊細だから、拒否れない大倉君。 ちゃんと気を配れるし、案外(欲望にw)積極的な君島君。 関わってみなければ見えてこないこともありますよね。雨が降り続いて、雨漏りして。まさに『雨』のおかげさまですねw タイプの違う二人がお互いを欲しあう姿に、ほのぼのと、そして若さ特有のエロティックさも感じてしまうお話でした(〃▽〃)
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ひょーー! こちらにもレビューありがとうございます!! 『大倉君にとっては、舞い降りた幸運、チャンスだったのですね。君島君が部屋に入って来た時、もしマスクがなかったら、どんな表情が見られたのかな。と想像』 これ、大きく同意しちゃいました! 見てみたいよね!! そして、口描写の着眼点! 確かにおお~っと思っちゃいました。 君島君担当のまろはたろの行動に反応するばかりなので、実際のところは分かりかねますが、たろは意図的に「あーん」や口を覆ってきたのかもしれないっすね! いや、お見事!! 毎度言っちゃってますが、物語の情景を五感で感じてもらえるなんて本当に嬉しいです!! そして、ココココ 『君
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