うりぴぃ

短編小説は普段はあまり読みません。どうしても、読後、物足りない感覚が残ってしまうので…… それなのに、なぜかこれが短編だとは気づかずに読んでしまいました。 わずか31頁の短編小説なのに、女の一生を描く大河小説を読み終えたかのような満足感を味わえました。 実際のストーリーでは、最初から最後までの年月の流れは8年間なのですが。 幼くも、魂が共鳴しあうような 運命を想わせる初恋。 戦時下ならではの結婚。 二転三転する状況。 美しく健気な、けれど”悪女”に違いないヒロインの心のありように、涙があふれて…… しみじみと、幸せな読後感に満たされました。
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レビューありがとうございました。大河小説だなんて言っていただいて光栄です。 初恋について、運命を思わせると書いてくださったの、嬉しかったです。
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