青木ぬかり

 切り取られたワンシーンは切なさに満ちています。  とてもリアルに、そして切実に……。  たまたま出会った愛犬に語りかける大人びた少女……。  そこから投影される著者自身の心情は、ひとことで語れるものではありません。  己が半生を綴らずにはいられない……。  描くできごとが創作であったとしても、本作はノンフィクションに籍を置いて然るべきなのではないか。  そのようなことを考えてしまうほどの、張り裂けんばかりの心を感じます。  受け取るものは読む者に委ねる……。ですね。
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