あーる

仲良しDK(笑)二人。 クールで大人びた一平君。明るく元気で人懐っこい明君。 ドキュメンタリーだけとフィクションな、明君のツイッター。そこには明君の『ホントはね?』がたくさんつまっていて、それに気づき拾い上げる一平君。 とても心ほんわり胸キュンな素敵なストーリーでした。 明君は、母子家庭。母も子離れしていて、ある意味早い時期から自立せざるを得なかった。 片や一平君は、大家族。働く両親と幼い妹弟達に囲まれ、長男として面倒をみる立場。 お互い真逆な生活環境。持っている物持っていない物、そこから生まれる感情もきっと違う。お互い生活に取り立てて不満はなく、たぶんそこそこ幸せを感じてはいる。だけど、人は無い物ねだりをしてしまうもの。心の隅、意識しないところで求めてしまうものがあると思うのです。 明君は寂しさから温もりを。一平君は自分自身が心おきなく夢中になれる事を。きっと無意識の内に望んでいたのかなと思いました。 お互いちょっと欠けた部分を補うように、支え合うように、そこにいる。そんなピッタリな二人に感じました。 明君自身気づいていない寂しがり屋で甘えたな本質が、一平君が明君のツイッターを覗き見ることで浮き彫りにされていく。それを読み進めていくうちに読者も一平君の気持ちに同化してしまい、一緒に明君をぎゅっとしていい子いい子と甘やかしたくなってしまう。そんな展開にうぅっ(*゚Д゚*)サスガと唸ってしまいました。 明君、とても健気で可愛い。三択チョイス何と迷ってたのかな、って思ったらおんぶだったとか!もぉ!って感じです。 そして、自分の事は後回しにしてきた一平君が、自分で望み、やりたい事をし、「自分」のこれからの未来を想い描く姿に何よりも嬉しくなりました。一平君は長男たる当たり前の生活に不満はなかったかもしれないけれど、どこか抑えてきたところもあるはず。本当はもっと自分勝手にはじけるのが許される貴重な時期なのに。 明君と気持ちが通じて、それが解放出来た。二人が出会ってくれて、気持ちが通じてくれて……本当に良かった!と心から思いました。 きっとツイッターのおかげ。明君のつぶやきがなかったら、二人はいい友達のまま、ずっと一緒にいられるように頑張るなんて考えることもなかったのかもとも思います。 優しくて、甘くて。ふわふわマシュマロを頬張ったみたいな気持ちになるお話。とってもとっても面白かったです!!
2件・1件
あーるさん素敵なレビューをありがとうございます! (∩´∀`)∩ワーイ そうですよね。ないものねだり。あると思います。一平に関しては、幼い頃からの教育が良かったのか、必要に迫られてなのか「面倒みる側なのは仕方ない」と達観していたところがありますが、明に関しては難しいですよね。やることがいっぱいあって忙殺されるわけでもなく、ただ人恋しい、寂しいという気持ちを自分ひとりで折り合いをつけなくてはいけない。なのであーるさんのお言葉嬉しかったです^^ 「明君自身気づいていない寂しがり屋で甘えたな本質が、一平君が明君のツイッターを覗き見ることで浮き彫りにされていく。それを読み進めていくうちに読者も一平
1件

/1ページ

1件