【コメント】

岡田以蔵、その死

岡田以蔵　幕末期における「四大人斬り」の一人。土佐勤王党のリーダー武市半平太に兄事し、数々の暗殺を行う・・・。以蔵の生き様は、まだ小学校の頃の私に衝撃を与えました。だれかの為に人を殺すことができるのか？生命をかけることができるのか？この作品では、そんな以蔵の違う側面を描いています。むしろ、ほかの作品ではお目にかかれぬ機微とやさしさが描かれています。武市が語ったように、以蔵はけっして拷問に屈して自白したわけでない。本作では、その私の想いを描いてくれています。そう、以蔵は最期まで信念とやさしさを貫き通したのです。岡田以蔵、あなたもぜひ稀代の人斬りのまことの姿を本作で感じてください。素晴らしいストーリーに、心よりお礼申し上げます。