尾瀬月都

うなりました。 これはすごい。二転三転する展開もですが、私が特にすごいな、と思ったのはラストです。 表の展開の巧みさに隠れがちですが、作者の真骨頂は人間の心理の書き方にこそあるのだと私は思います。 最後の、抑制された一行を読み終わった瞬間、読者は考えます。主人公は果たして不幸だったのか。 二転し、三転し、最後に90度回転してぐらつき、読者はこの物語のひいては、人生そのものの恐ろしさを知るのです。
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レビュー、ありがとうございます。 眠る、という妄想コン向けに書いたやつでした。 褒めて頂き大変恐縮です。 奇跡に選ばれることは幸せなのか、とふと考えて書きました。 選ばれたくない奇跡だってあるはずです。 例えば、たまたま帽子を取った時に鳥の糞が落ちてくるとか。 そう言うのを大袈裟に書いてみたものです。
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取り急ぎ、ホラー中心に作品を読ませていただきましたが、どれも怖さだけで終わらない深さが感じられました。 筆の抑え方もすばらしいです。そのことが作者の意図を越えて作品に深みをあたえているのだと思います。 勉強させていただきました。ありがとうございます。

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