藤島 紫

昔の親父を絵に描いたようなおじいちゃんと、孫のお話です。 ナイスボールと、おじいちゃんが言ってくれるから、 キャッチボールが好きになった主人公。 おじいちゃんは「おじいちゃん」なのに出稼ぎに行くなど、 家族想いの優しいおじいちゃんです。 主人公は子供だから、 おじいちゃんが出稼ぎに行くなんて、すごく大変なことだという事や 雪の日に帰ってくることの負担の大きさはきっとわかっていなかったのでしょう。 でも 家族を大切に思う人だからこそ、 喜ばせたいという気持ちが強かったに違いありません。 主人公の孫が 野球を嫌いになるのではないかと一瞬心配になりましたが 温かい思い出を大切に 最後の贈り物のグローブで野球を楽しんでくれて本当に嬉しかったです。 きっと、 おじいちゃんも見守ってくれていることでしょう。 温かいお話でした…… ありがとうございます。
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