珠久せんな

とても深い作品だと思いました。 個々の人格が生きる場を美緒の記憶に残る建物とすることで、よりリアルに感じることができます。 御影が猫と言う事に驚かされましたが、それだけではなかった…。 統率者の人格、全てを請負い地下牢に繋がれた人格、自傷行為を引き起こす人格。 読み切った後にはどの人格もそれぞれの命を持っているように感じられ、いずれ消えてしまうのかと思うと寂しくなりました。 新しい側面から多重人格が書かれた、考えさせられる小説です。ありがとうございました。
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レビューをいただきありがとうございます。 以前から、いつ書くともなく資料集めをしていたテーマですが、いざ書いてみるとまったく地に足が着いていない文章になってしまい、勉強不足だったと思っています。 ですが、こうしてせんなさんに読んでいただけたことで、書けて良かったとありがたく思います。 最後まで読んでくださったこと、感謝いたします。

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