でん(休)

あの世とこの世のはざまで行われたジャッジは、ふたつの魂を同時に救う、尊い儀式だったのだと思います。 あの世へゆく者、この世に戻る者がそれぞれ迷いなく歩き出すための。 ことに死にゆく主人公がです。 次々に登場する審判員たちは、主人公と同じ行いをした結果その場にいるとされていますが。ある意味では、一人ひとりが主人公の感情を擬人化したものとも言えるのではないでしょうか。 彼らが非難したり意見したりすることで主人公のわだかまりは整理され、最後に残る純粋な根っこ部分が自らの「死んだ理由」を納得し、成仏する。 そしてこの世に戻る側にとっても、その理由を知ることで再び生きる価値を見出だせたのではと確信するのです。 不思議な物語を通して、死にゆくことと生ききることの深いテーマを、あらためて考える機会をいただきました。 ありがとうございます。
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でんさんこんばんは! 拙作をお読みくださり誠にありがとうございます。 人同士が不特定多数のか弱いわかりあえない点の連なりで繋がっていることや、その点の中にも、素晴らしい一点もあるということを書いてみたいと思い、挑戦してみました(^-^; 貴重なご感想、ありがとうございました(^-^)/
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