時間樹

キャラクター名はラテン語から来ているはずなのにユースって何だ?と思ったのですが、なるほど。ティティアまでセットなんですね。 タイトルロゴのイメージからヒロイックなファンタジーかと思いきや、苦味のある寓話風ファンタジーでしたね! 文章がさくさくしているので読みやすかったです。改ページも良い感じだと思います。 ちょっと残念だったのが、ユース君と塔を登って来たのに、最後は読者もまたウンブラ氏の道連れになって、彼の決断を見届けられないこと。効果としては良く分かるのですが、ユースの心情に寄り添うように読んできたので、すこし寂しいですね。 例えばですが、ミヒャエルエンデの「鏡の中の鏡」という連作短編集には円環構造をもつ閉じた世界をさ迷う人間が何人も出てきますが、あちらはかっちりした寓話で感情移入しづらいので、寂しい気分にはならない。 この物語はキャラクターとの距離が近いので、例え悲しい選択だったとしても彼の正義の行く末を見たかった、と思います。 と、つらつら感想を述べてしまいましたが個人の意見ですのでお気になさらず! イベント設定ありがとうございました!
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ラテン語の名前。 ユースティティアまで調べていただいたんですね。素敵です。 言葉の響きと意味を合わせて一番しっくりくるものを選んだのですが、違和感はありませんでしたでしょうか。 どうも横文字の名前って苦手で、うまく考えられなくていつも困っています。 そしてラスト。まさにその通りですね。 自分でも随分と悩んだのですが、どの答えにしてもこれだっ!と思えず、へたに解答を提示するよりも、それぞれが自由に考えていただける余地を残した方がまだマシかなあと、ユースに丸投げしてしまいました。 すいません。逃げですね。 でも、それぞれ読んだ方が導き出した答えがきっと正解であり、「正義」なのだと私は思ってます。
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ユース・ティティア自体には違和感はなかったです。ラテン語とコメントがあったので、ユースのどこがラテン語なのかな?と気になったまでで(^-^;) そうですね、そもそも最初からウンブラ視点の物語でしたので、彼の死とともに物語が閉じるのは必然ではあるのですよね。難しいところだとは思います。このテーマには普遍的なところがありますので、また数年後とかにチャレンジされても面白いかもしれませんね。

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