【コメント】

私達ではない私達へ

国民の平和と繁栄をＡＩが担っていて、人々は平和に生活している世界が舞台。しかし、自殺という何気ない事件から始まって、『人に知られたくない真実』が次々と明らかになってゆく…。そのプロセスが綺麗な文体で情緒豊かに描かれていて、あっという間に読み進めることができました。物語の謎は入れ子構造のようになっていて、秘密がさらに大きな秘密に覆われているので次から次へと謎解きを楽しめました。じつはこの国は一部の権力者のみで動かされている独裁的ディストピアだったというくだりが現実にありそうで怖いです。奏が海辺でバイオリンを弾く場面がすごく美しくて良かったです。

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珠久せんな 2018/7/10 19:57

Momizeさん、こんばんは。この度は作品にレビューをありがとうございます。一気に読んでくださったのですね、嬉しいです。社会に伝えたいこと、しかし普段言葉にはできないことを詰め込んだので、読み手の方には分かりづらい文章になってしまったかなと思っていました。読んで下さり、感想をいただけたことに感謝です(^^) ありがとうございました