ミミ

【おねしょのなぜ1】夜のおしっこの量が多い 子どもは夜眠っている間に、大人よりもたくさんのおしっこがつくられます。膀胱の容量には限界があるので、それを超えればおしっこはあふれ出ます。これがおねしょです。大人は、尿量を調整する抗利尿ホルモンが夜中に多量に分泌されますが、幼児期はそのホルモンが少なく、そのため夜のおしっこの量が多くなってしまうのです。成長によって、このホルモンが出てくれば、自然におしっこの量は少なくなり、おねしょも減るというわけです。 ※抗利尿ホルモンって? 夜間につくられるおしっこの量を左右するのが、抗利尿ホルモン。1才ぐらいまでは、寝ている間に抗利尿ホルモンがほとんど分泌されないため、夜間にも大量のおしっこがつくられてしまうのです。抗利尿ホルモンの分泌は、睡眠と密接な関係があります。ぐっすり眠るほど、抗利尿ホルモンがたくさん出るという特徴があるのです。一日中、寝たり起きたりする新生児は、昼夜の区別なく同じようなおしっこの量がつくられています。ところが睡眠パターンが変わってきて、夜にまとまって眠るようになると、しだいに夜のおしっこが減ってきます。それは夜中の抗利尿ホルモンの分泌量が増えてくるからです。お昼寝を必要としなくなる5~6才のころになると、このホルモンが順調に分泌されるようになり、ほとんどの子がおねしょから解放されます。

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