岩永和駿

レビューと言うより読書感想文になってしまっております。 エブリスタに登録する前はあまり青春、ラブストーリーは読みませんでした。 ところが、いろいろ読んでいるうちに目から鱗。やっぱり、いいものはいい。この作品もそんな思いにさせてくれた一篇です。 まず思ったのは、ふたりの絶妙な距離感が読んでいて居心地よいということ。恋愛もの初心者の私にはもってこいでした。 そんな中で、パン屋さんでの二人とオバちゃんの会話が、これまで二人が長年息の合った掛け合いを続けてきたという歴史を感じさせ、説得力をもって伝わってきます。 様々な出来事を乗り越えて、よさこいに臨む直前の描写では、感動を呼ぶスポーツ映画のワンシーンを観るときのような鳥肌がたつ感覚を味わいました。読んでいるこちらまで、「よし、いくぞ」と気合が入るほど。 感情移入が進むにつれ、もっと素直になればいいのにと思いつつも、よさこいで結果を残したときに想いを伝えようと決意する主人公の意気に感じいったりと随分心を乱されました。 だからこそ、よさこいで入賞できなかったことによる痛みがダイレクトに心に響いてきたのでしょう。そして、その結果、空港での律の告白が何よりうれしく感じられたのかもしれません。  たっぷりと楽しませてもらいました。
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きゃー、お恥ずかしいっ(///∇///)!! 岩永さん、拙作にこんな素敵なレビューを書いて下さりありがとうございますm(__)m 安定のない構成と文章に、最後までお付き合い下さり、本当にお世話になりました。つめつめだったし推敲してないわで、さぞかし読みにくかっただろうと思います。 私の作品で、何かしら楽しんで頂けたなら幸いです( ^∀^) 柚子ルイス
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鈴と律の背景にいるモブ学生になっているような気分で楽しませてもらいました。 お気に入りの小説はだいたいそういう入り込み型の読み方をしています。 鈴の実直すぎるところがもどかしくも好ましかったです。
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