大河原洋

結末が非常に不安になる嫌な終わり方でした。 変死者は出てきますが、なぜ死んだか因果関係が不明で、臭いの他はカビが生えやすいと言うこと以外、何か怪しいことは起こりません。 にもかかわらずと言うか、描かれていないからこそ、行間にある意味を考えてしまい怖くなるのです。 個人的な感想ですが、木造二階建ての日当たりの悪い一階に住んだことがあるのですが、そのとき何でもカビました。 革靴までゾッとしましたが、それは日当たりと湿気のせいです。 現実にはそれだけでもかなり嫌です。 さらに臭いまで加わると堪ったものではありません。 語り手が最後に、嫌な臭いがすることと咳が止まらないと言って終わるのが、行く末を考えると非常に不安で怖くなります。 具体的に超常現象と解る物は出てきませんが、非常に面白いホラー作品です。
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ありがとうございます。 個人的にカビ恐怖症なところもあり、書いてて嫌になりました。 いったい何だったんでしょうか系を ちょっと掘り下げてみたら、ちょっと怖さも上がったかなと。
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はい、私の場合自分の経験もあり嫌悪感もあって、非常に怖い小説です(*^_^*)
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