折梨 平

「出オチではない」と作者の方が言っているように、確かに出オチではないです。でも、その事象がこの短編小説の肝になっています。大枠はファンタジー、でもこれは歪んだ愛の物語。 旅人と、旅の途中で出会った人(?)との一時の触れ合い。迫る夕闇の直前まで交わした会話から、旅人はとある確信(核心)に辿り着く。眠りについたであろう夕刻、彼から語られたことは、狂気を孕む純んだ愛だった。 発想と確かな文章力から浮かぶ新たな世界観に魅せられる、不思議な短編でした。とても興味深い作品でした。面白かったです。ありがとうございました。
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素敵なレビュー、ありがとうございます。思いきり古臭いものを書こうとしたのですよ、実は。一周回って新しい感じになるらしい、というのは不思議です。レビューいただいて、このやり方でもう少し頑張って見ようかと思えました。ありがとうございます。
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