明音

最後の方の島雨さんの言葉で、 やっとこの制度の真相がわかりました。 自殺志願者かどうかの検査...これは、 自殺したいと思っているかを検査してるんじゃない。 成績が低かったり、障害があったり、そういう特徴を検査していたんですね。 そして、「自殺志願者」は、 自分が死にたいかどうかなんて関係無く、「自殺」という名目で殺害される。 豊かな国のために、不都合な人間を排除していた... 島雨さんは、これに気付いていたんですね。 シュウはこの制度に慣れてしまって、志願の意味すら忘れてしまっていた。 私達は今この世界だからこそ、この真相に気付けますが... もし本当にこの制度が当たり前のことになっていたら、私達もシュウと同じように 何も気付くことなく殺されてしまうのかもしれませんね。
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