綾崎暁都

人体消滅、メタモルフォーゼ、原因不明の昏睡。世界各地で同様の事件が報道されるようになる。その中でも、アメリカのニューヨークシティと日本のトーキョーシティが一番事件の発生率が高くなっていた。そんな中、ニューヨーク市警の刑事カレン・コールは、アメリカと日本が合同出資で設置した調査機関「トゥルー・アイズ」から来た少年ロジャー・ストライカーと共に、特異能力者絡みの事件を捜査することになる。 硬質な文体で描かれていたので、SF要素のある海外ミステリーのような印象を受けました。文章も分量的にも、とても読みやすいと思います。 SFミステリーとして楽しめるだけでなく、今日でも度々問題視される人種差別などの社会問題に繋がることも描かれているため、いろいろ考えさせられました。 ロジャー・ストライカー、この1人の男性が80年もの間眠り続けていたという事実を知った時、自分がもし同じ立場ならどのような行動を取っただろうか?親も友だちも知っている人が誰もいない、周りも様変わりしているこの世界に、自分だったら真っ直ぐ前を向いていられるだろうか?個人的にはこの部分が一番考えさせられました。 来栖さんの作品は、他にも面白いものがたくさんあります。皆さんもぜひ読んでみてください!
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 こんにちは。拙作「トゥルー・アイズ」に素敵なレビューを、ありがとうございます。この作品は自分でも気に入っている話なので、とても嬉しいです。  ストレイカーの過去編や、アリシアのその後。生き別れの兄弟との対立など、続編で書きたい事がたくさんあります。  日々時間が取れず心が折れそうになりますが、藤波様のスターに励まされて「叢雲三部」も、ようやく着手することが出来ました。本当に感謝しています。  毎日暑い日が続いて体調を崩しやすい時期ですが、藤波様もお身体に気をつけて執筆がんばってくださいね!  これからも、よろしくお願いいたします。   @らいか
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続編楽しみにしてます!

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