とても重厚でメッセージ性の強い作品でした。 戦争の悲惨さ、虚しさを語る作品は多いと思いますが、そのなかでも、不思議な読後感のある作品ですね。 上官を主人と言いまちがえる。そのひとことで、表に表れている以上の事実がありそうと匂わせ、ラストに余韻を持たせる。 一瞬、SFなのかと感じさせておいて、じつは史実に基づいているという構造が、とても面白かったです。 いつの日か“彼”にも安らぎが訪れるといいですね。 そんな世の中が来ることを願います。
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東堂様 今日は、酒解見習です。この度は、"漂泊の兵"に大変丁寧なレビューを頂き、また五つ星まで頂きまして誠に有難うございます。とても励みになりましたm(__)m。 僅か7ページの短編に重厚だなんて勿体無いお言葉、恐縮ですf^_^;。また、不思議な読後感を味わって頂けたとは、小生としても冥利に尽きます。もともと奇談怪談が好きでして、本作も一つの不思議譚として過去に書いた物の加筆修正版となります(因みに語り手は、尊敬する某大先生へのオマージュとなってますf^_^;)。例の"上官"の所も、確かに作者としても意図した所ですので、気づいて頂けて嬉しく思います。 &
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