青木ぬかり

 タグにあるとおり、本作に描かれるものは日常……。徹底的に日常です。  ですがその「日常」を豊かにするものがなんであるのかを本作は燦然と記しています。  こころの持ちようで生まれる「気付き」……。  それを備えるか否かで、生活の彩りは大きく異なってくるのではないでしょうか。  ましてそれの積み重ねは生涯のもの……。  職業に貴賤なし、そして得手とするところが適職とも限りませんよね。  「働く」ことの意味もこころの在り方次第……。  飾らぬ短編ながら、ひとつの自己啓発本と同等の教えを備えた秀作です。
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