月の光、まといつく闇、やわらかな香り、そして眩しいほど咲き誇る純白の花。 その花は夜にだけ咲き、一夜にしてしぼんでしまう。 月下美人ーー 病弱な少年と、すてられていた花が、真夏の夜の夢のピアノの旋律を架け橋につながる話です。 とても美しい描写で、命の儚さ、大切さをうたった切ないストーリーですね。 二人の出会いが少年を少しだけ強くしてくれる。未来への希望が見えるラストもよかったです。 その代償はあるのですが……でも、美月は自分の生に満足して、精いっぱい咲いたのでしょうね。 幻想的で素敵な作品でした。
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東堂さま あまりに美しくこなれた言葉で紡がれたレビューに、すぐに返信できないほど嬉しかったです。ありがとうございます。 そうなんですよね。 未来への希望が見えるラストとしてお読みいただけて、さすが繊細ながら芯が通っている文章を書かれておられる方は読解力もすごいです。 ラストは綺麗に収まりすぎないように意識をしました。 というのは、まだ耀君は高校生になったばかりですからあまり達観させたくなかったんですよね。 東堂さまのおっしゃるとおり、希望を匂わせるラストにしたかったです。 美月の意思を傍らに、彼はピアノの道をまた歩んでいきます。 ラストで、美月が一途に白く”ほのかな光”とあるんですが、これは
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