九日一

~ミカタ屋 第1章完結のご報告~ 皆さん、こんにちは。  ミカタ屋が、ようやく、さりげなく完結しました。  ここまで書いてこれたのは、辛抱強く待ってくれた方々のおかげです。 感謝してもしきれません。 本当にありがとうございました。 せっかくなので、ちょっとこの小説についてお話を(第1章ネタバレ含む) 第1章の1番のテーマは、「物語幻想の否定」でした。 漫画のように「変わるきっかけ」がいつか自分のもとにやってきてくれるはずだと、その考えが私、作者自身の甘えの根源だと思い、それを小説を通じて否定したかったのです。 難しいのは、きっかけを否定するための登場人物たちも、そのきっかけに恵まれているというジレンマ・・・笑。 でもそれだけは仕方がありませんね。 きっかけのない物語というのは、宇宙誕生の謎と同じくらい想像がつかないです(ビッグバンを起こすエネルギーが何から生まれたのかは私にとってかなりの謎です。調べようとしていないだけだけれど)。 その時々に感じたことや知ったことを、2年もかけて書いていったので、随分めちゃくちゃな物語になってるんだろうなあと思っていましたが(実際読者の方にはそうかもしれません。申し訳ないことに、、、)、終わってみると一貫した考え方というものがあるのかなあ、と思います。 そのことを、自分が変わっていないと喜ぶべきか、成長していないと嘆くべきか、分かりかねているところです。 要するに、まだ、私が小説を書くことを通じて得たかった答えははっきりとは見つかっていない。  だから、これからも執筆は続けます。 ミカタ屋を楽しみにしてくださった方達のためにも。  2章は、随分先になるかもしれませんが、ハム太郎こと公太郎に焦点を当てる予定です。 エヴァンゲリオンよりは早く更新していく予定なので、楽しみにしていてくださると、嬉しいです。
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