二瀬幸三郎

二瀬幸三郎です。 拝読させていただきました。 波と潮風に迎えられて生を受け、帆とともに海を征くことを自ら求めた羅紗の王女、阿梨…… 族長に仕える家に生まれ、[長]である阿梨に忠誠と恋心が混ざり合う感情を抱く郎党、勇駿…… そんな若き二人が、先の戦で遅延した取引の詫びを入れるために訪れた先〈マルバ王国〉で待ち受けていたのは、彼の国の第3王子セルトの強引な接待だった…… 前作、〈羅紗情歌(らしゃじょうか)―遠き異国に分かつとも―〉に連なる番外編として描かれた物語ですが、同じ世界観を持つ別作品として、独立した魅力を感じられました♪ ある意味性格までもが[男装麗人]の阿梨が、癒しを求めて勇駿にもたれ掛かる場面は、阿梨の[素顔]と勇駿が抱く想いの[純粋さ]が丁寧に描かれており、強く印象に残りました。 また、そんな勇駿のライバルとなるかと思われたセルト殿下が予想外にも[残念]な奴だった―――!! 事も驚きましたw 若干残念なところがあるとすれば、舞台となった〈マルバ王国〉の情景が少々物足りないと感じられたことでしょうか…… 晩餐、舞踊の風景から、西洋風と思われますが、王宮の全体的な印象(形状や壁などの雰囲気など)だけでも有れば、異国情緒が感じ取れるような気が致します。 最初に申し上げましたとおり、この作品は独立した魅力を持っております。 いつの日か、阿梨と勇駿――二人の物語もまた、続きが見たいものです♪ 楽しく拝読させていただきました♪
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二瀬さん 細やかで的確なレビューをありがとうございました。 楽しんでいただけたようで嬉しいです。 阿梨が勇駿にもたれかかるシーンは、作者としてもお気に入りのひとつです。水軍の長とはいえ、十七の女の子。そんな一面が出せれば、と思いました。 セルト……まあ彼は勇駿の引き立て役になってもらえればよいかなと……(笑) ご指摘の通り、マルバ王国や王宮についてはもう少し書き込んだ方が異国情緒が出せたと思います。 キャラクターばかりが突っ走ってしまいました。 今はまず休養して体調を整えようと思います。 どうもありがとうございました(^^♪
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自分も今は、停滞気味…… 執筆が進んでません……w ここの所の気温、天候の激しい変化で体調が優れない中の執筆、お疲れ様です。 無理せずゆっくり休養し、ご自愛いただければ幸いです。
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