青木ぬかり

 決して「他人」になることはできない「兄弟」あるいは「家族」……。  この世で最も太い絆でありながら、往々にして素直になれない難しい関係でもあります。  本作は、物語としてひとつの兄弟のつながりを描きながら読者に訴えています。  「かけがえのないものに気付け、そして慈しめ」と。  骨肉の争いが絶えぬ世相に向けた警鐘です。  あるいは著者さまは、ご自身を戒めているのではないか……。  そんな想像さえしてしまいます。  理解していてもできないから難しい……。  ですよね。 
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